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美味しいものを求めて旅をするのが大好きだ。混沌とした街の喧騒と空気に引き込まれた香港では、もうしばらく見たくもないというほど広東料理を堪能した。貝柱、ヒラメの干物など海産乾物のうま味をいかし、総じて薄味で素材の持ち味を生かす料理が多く、食材のレパートリーも数多い。辛味とパンチの効いた四川料理も魅力だが、上品で素材をじっくりと味わえる広東料理は日本人のみならず、世界でも愛されている。この冬、ホテルでは北海道フェアが開催される。豊かな自然が育む食材の宝庫、北海道にはまだ足を運んだことがなく、想像が大きく膨らむ。至高の食材が広東料理に変身したらどうなるか。稚内の肉厚な帆立貝とイカにXO醤の香りをまとわせた一皿にうっとりと酔いしれる、そんな贅沢が楽しめるのだろう。かれこれ30年以上香港通いをしている素敵なご婦人がいる。香港がなつかしくなると花梨に足を運ぶそうだ。澄み切った新年の空を眺めながら、北海道に思いを馳せて花梨で乾杯はどうだろう。新年快樂!文 フードライター エットハミ ナホ29F CHINESE RESTAURANT中国料理写真はディナーのイメージです。05Wing 1-2中国料理「花梨」で極上の北海道を

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